季節の変わり目に起こりやすい症状

PHYSIOMED代表の田中紀行です。夏の暑さも少し落ち着きましたがいかがお過ごしでしょうか?この時期は気候が不安定になるため体調管理に注意が必要ですね。今日はそんな季節の変わり目のお話しです。ちょっと知っておくと便利な知識です。

「季節の変わり目って体調が悪いんです…」と日常的に聞かれる言葉です。「雨や天候が崩れるのは身体の変化で天気予報より早くわかる」とおっしゃる方もいます。9月は台風も多いので体調不良に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

では、気圧の変化は身体にどのような状態が起こるのか簡単にお話ししたいと思います。

低気圧では、上昇気流のため地表近くでは、酸素が若干少なくなります。

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イメージはこのような感じです。

低気圧の状態は、圧が上に逃げるように上昇していくため、身体への圧力も低下すると言うイメージです。圧がかかっていないと身体には良いのではないかと思う一面がありますが、身体には適切な圧がかかっている方が調子が良いと言えます。

では、その理由と症状を簡単にご説明します。。

【低気圧と身体への影響】
◆身体への圧力が低下すると膨張する
低気圧というのは単純に考えて、身体への圧が低下するという風に考えてください。
体内への圧が低下するという事は、血流やリンパの流れも低下しやすくなり体内の液量の調整が難しくなります。

つまり、血流低下や酸素運搬力の低下によって、シビレや痛み、関節の痛み、古傷の違和感などが出やすい状態になると言えます。

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◆高気圧に比べて酸素が不足する
上昇気流が発生するという事は、酸素も同じく上昇します。
人間の身体は、適切量の酸素があることにより体内を維持・活動することができます。

身体の酸素が不足すると、自律神経が乱れやすくなり、脈拍数・呼吸の増加、頭痛、吐き気、悪寒、めまい・筋力低下・吐き気等の症状を引き起こすことがあります。

分かりやすい例を考えると、慣れていない人が登山をしたときに、上記のような症状がでることがあります。いわゆる高山病という状態ですが、これは、低酸素が引き起こしている状態であると言えます。低気圧の時に高山病レベルまではなりませんが発生機序としてはよく似ていますね。

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◆湿度の影響
人間の身体は水分で構成されている割合がとても高いため、湿度に対する身体の反応は比較的早く起こります。
湿度が必要以上に多ければ、身体は重い、頭重がする、むくむ、手足がだるく倦怠感がある等の症状が起こります。

このような状態にならないように、身体は皮膚の調整にて身体の水分量を適量に調整しています。
しかしながら、低気圧による雨の日はこの状態が崩れ、汗もかきにくいためからだの水分量が過剰になりやすいです。

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*水分に対する知識の参考記事
身体パフォーマンスに必要不可欠な水分摂取の知識

【まとめ】
今回は季節の変わり目に起こる低気圧の話しを書きました。
このメカニズムを知っているだけでも身体のケアはしやすくなりますね。
低気圧・台風・気圧の変化・温度変化・季節の変わり目・湿度の変化は、個人差はありますが、誰しも影響があります。
このような状態を早めに察知することで、普段から体調を崩す事を防ぐ生活習慣や自己治癒力を高める食事、運動などが重要ですね。

『晴耕雨読』と言う言葉はそこから来ているのかもしれませんね。

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晴れた時はしっかり働き、雨の時は身体を休める。働き方が変わってきた現代にこそ、古きを知ることは重要ですね。
自己治癒力を高めるためにも、身体の声を聞きコンディショニングをしてあげてくださいね。

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