世界の一流はすべてにおいてやはり凄かった!

PHYSIOMED代表の田中紀行です。JARTA(日本アスリートリハビリテーション協会)主催の海外研修でイタリアに訪れました。今回は後半編でインテルでのコーチミーティングで得たことを中心にお話しします。

イタリア研修は、トレーナーとしての知識や技術の向上を目的としていますが、他国のトレーナーの活動や世界トップに位置するチームがどのような方針で選手の育成や管理に取り組んでいるかを学べる事も重要な視点となります。

今回は、インテルナツィオナーレ・ミラノ(Football Club Internazionale Milano)にてインテルアカデミーのテクニカルディレクターであるMARCO MONTI氏にお話を伺いしました。
インテルアカデミーには8歳~18歳のユースカテゴリーの選手が所属しています。

まずは、施設内の様子です。
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(イタリアミラノに位置するインテルナツィオナーレ・ミラノ)

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(施設内のトレーニングジム:主にケガの選手の復帰のためのトレーニングが行われている)

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(インテルアカデミーの選手と来訪中の選手の練習試合)

【インテルアカデミーから学ぶトレーナーとしての必要な視点】
MARCO氏は選手の育成に対して、様々な側面からお話をしていただきました。
まず、大前提として世界トップクラスの育成を誇るインテルアカデミーのテクニカルディレクターが、日本から来た私たちトレーナーに対して、適当にあしらう様な姿勢は全くなく、こちらの小さな疑問に対しても時間を超過しようが全力でお答えいただけたのに純粋に驚きを覚えました。
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(ミーティングルームでのディスカッションの様子)

では、なぜ日本から来たトレーナー集団に熱心にお話しをしていただけるのか…?

純粋にそんな風に思いませんか?

答えはとてもシンプルなのです。
すべては選手のためなのです。

『監督、コーチやフィジカルトレーナー等の選手を育成する関係者は、子供たちが力を発揮できることにベストを尽くすべきである』とMARCO氏はおっしゃいます。
イタリアや日本といった国籍は関係なく、選手が成長する手段がそこにあるならばそれを利用する。これはJARTAのトレーナーが考える概念と全く同じでした。選手の成長に対して妥協しないというのは私がJARTAに共感した理由の原点でもありますので、インテルアカデミーの教育方針は自分の頭に違和感なく浸透しました。

具体的にMARCO氏からお話しいただいた中で、特に心に残ったフレーズとして
◆トレーナーを含めたスタッフは自分たちの目の前にいる選手を知ることが重要である。
◆選手がいま自分に何が必要かわかるように目標・ビジョンを明確化してあげる必要がある。
◆失敗を体験させることも重要で失敗を恐れない気持ちをもたせる。
◆技術の間違いをただすのではなく、生活する環境や規則に対する姿勢を叱る必要がある。
◆我々は常に新しい情報を取り入れ続けなくてはならない

インテルアカデミーは、サッカー選手の育成に重きをおいているのは間違いありませんが、サッカーと言う手段を通じて子供たちの人間性を高めることに全力を尽くしておられました。

日本から来たトレーナー集団に対しても同様にその考えを伝えていただいたことに心より感謝いたします。
自分自身が選手に対して常に全力であることを心に誓い、スポーツと言う枠組みを超えてより良い社会になるよう、インテルナツィオナーレ・ミラノというサッカーチームが今後ますます発展を願います。
そして一人でも多くのトレーナーにこのような考え方が伝わる事を改めて願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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