人が人を育てるのではなく、現場が人を育てる
PHYSIOMED代表の田中紀行です。本日は、私が講師を務めるJARTA(日本アスリートリハビリテーション協会)の名古屋ベーシックセミナーのご案内です。
タイトルにピンと来たセラピストやトレーナーの方々は、是非とも読んで頂きたい内容です!
私は、人が人を育てるというのは、自分の経験や教育経験からも限界があると考えています。
教えられる事で得る技術と言うのは、自分の糧になっているように一見思えますが、いざそれを活用する現場に立った時に使いきれない事があると思います。もしくは、使おうとトライしても上手くいかずに、手詰まりになることも多々あります。
ただ技術を学ぶのではなく、誰を、どのように、どこで、いつと言ったような自ら思考し、トライすることで得る成功体験が、その人を育てると考えています。
【現場(仕事)が人を育てる・・・】
現場(仕事)での経験ほど人を育てるものはないと思っています。
それは、スポーツ現場に限ったことでなく、病院やクリニックや介護保険分野などでも同じです。
もちろん環境による緊張感の違いなどはあるかもしれませんが、やはり現場での結果がなによりも重要です。
特に重要なのは、失敗体験をしたとしてもどうやって前向きに行動して成功体験に変えていけるかです。
(海外での筆者の研修:プラハ国立バレエ団のフィジカルトレーナーと撮影)
海外での経験を成功体験にするには前のめりになるぐらいの意欲と情熱が必要です(笑)
【講師としてJARTAベーシックセミナーの意図する意味を紐解く】
JARTAで私が活動する本質にもなりますが、セミナーだけでなく、合宿や研修会を通じて、どうすれば人(トレーナー)が育っていけるかにフォーカスしています。
つまり、伝えることが中心になるのでなく、共に物事を解決していく手段を考えることに重きを置いています。特にベーシックセミナーでは、JARTAが重要と考えるコンセプトをしっかりと理解していただき、自らのベースに落とし込め、現場活用できるように構成してあります。
私は、現在バレエダンサーを中心にケア、トレーニングを提供していますが、一般の障害や痛みを持った方、介護保険分野の訪問リハにも従事しています。一人一人の人に向き合える、そんなトレーナーになりたいですし、そんな想いを共有できるトレーナー仲間も増えてほしいと願っています。
東海地区でのベーシックセミナーは28年2月7日(日)です。私が活動をしている名古屋市西区のアカデミー国枝バレエで開催します。興味のある方は是非ご参加ください!
セミナー情報: http://jarta.jp/apply/basic/