小さくてとっても可愛いお客様
PHYSIOMED代表の田中です。暑い日が続きますが、皆様体調は崩されていませんか?本日は先日お見えになった小さな小さなお客様のお話です。
その小さくてとっても可愛いお客様は、数百グラムで産まれた赤ちゃんでした。現在も順調に成長されていますが、いろんな不自由がある状態です。
日本では妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。妊娠22週で生まれた場合、早産となりますが赤ちゃんの体重は500g前後で長期間の新生児医療(新生児集中治療室での治療)が必要となり、また、小さく生まれた赤ちゃんほど、後で重篤な障害が出現する可能性が高くなります。(日本産科婦人科学会ホームページより抜粋)
早産でうまれたということもあり、運動も感覚もすべての分野において発達が不十分な状態です。
一般的にそれらの運動や感覚を始めとした身体活動を促通するべくいろんな病院・施設で小児リハビリテーションを受けることができます。
その赤ちゃんは、日本だけでなく海外でもリハビリテーションを受けた事があるとのことでした。いらっしゃったお姿を拝見しても、お母さんを始めとしたご家族の愛情がしっかり注がれているのが分かります。
小児リハビリテーションにおいていろんな方法でアプローチをすると思いますが、もっとも重要なことはと考えると・・・・
私は『調和』と思っています。
これは、赤ちゃんに限らずどんなお客様との間にも必須なことですが、赤ちゃんの場合は、それが身体の反応に顕著に影響します。
嫌がっていることを押し付けるアプローチは決していい方向にむかず、逆にマイナスになることもあります。関節が硬いから無理やり動かすなんてことはもってのほかです。
赤ちゃんが、どんなサインをだし、どんな風に触れてほしく、どんな風に発達したいかをいかに施術者が感じることが重要です。
今回お見えになった赤ちゃんは、いつもリハビリテーションを受ける際に泣くことが多いそうですが、今回のセッションの中では、泣くこともなく、いつもはあまりしないとお母様から伺った動作をいくつも見せてくれました。
つくづく思うことですが、身体や周りの環境を整えてあげることで、人間の身体は素直に反応できるのだと思います。
一つでも発達でき、家族の皆さんが笑顔になれるようにセッションを提供したいと思います。