12th International Ballet Masterclasses in Prague 学習編
この度、PHYSIOMEDの拠点であるアカデミー国枝バレエスタジオの皆様と 12th International Ballet Masterclasses in Prague に参加してきました。私は理学療法士として、プラハ国立歌劇場バレエ団の元プリンシパルで、現在、理学療法士としてダンサーのコンディショニング及びトレーニングに従事しているPhDr Jiri Cumpelik 氏の元に技術や考え方を学びに行きました。
12th International Ballet Masterclasses in Prague は、世界各国から多くのダンサーが参加しており、講師もDaria Klimenntova、Angel Corellaを始めとした多くの有名なダンサーで構成されておりました。
各クラスに多くのダンサーが参加されており、基本のバーレッスンを始めとした様々な動きを見学することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
クラスの見学後は、PhDr Jiri Cumpelik 氏の元でダンサーのコンディショニング及びトレーニングの勉強です。
まず、コンディショニングとトレーニングの部屋です。
そしてダンサーの施術風景です。
施術を受けているダンサーは、左の下腿外側部にある前脛骨筋周辺の痛みを訴えていました。
施術の内容は非常にシンプルです。基本のコンセプトは中心軸とアップライトポジション(直立姿勢)の意識を徹底して身体に教えることです(もちろんその指導方法はシンプルながらに深く、多様です)。
痛みが出ている原因は、多くの場合に身体の使い方に問題があり、端的に痛い場所に問題があるとは限りません。そのため、身体の使い方を正しく修正し、繰り返しトレーニングすることにより多くのダンサーの痛みは軽減し、動き自体も改善されます。
これは、ダンサーに限らずスポーツをしない一般の人でも同様で、身体の使い方には骨格の問題や動作の癖、また生活環境や習慣などから影響を受けて痛みになっていることが多くみられます。
今回の機会で改めて身体の考え方を学び、新たなコンディショニング及びトレーニング方法を知ることができました。
この方法を元に、ダンサーを始めとしたスポーツ選手のみならず、多くの方の痛みやパフォーマンスの改善に取り組んでいきたいと思います!
最後に記念撮影です。
このような機会に恵まれたことを心より感謝致します。
具体的な内容がお知りになりたい方はいつでもお声かけくださいね!
追伸:今回4日間で約10時間の学習する機会でありましたが、英語でのコミュニケーションの重要性を改めて知る事となりました(笑)継続は力なりですから、普段からあせらず、いろんな準備をしていこうと思います。