骨盤は主役レベル?

本日は、骨盤帯についてお話したいと思います。大変重要なお話しですので、最後までしっかりお読みください。

腰痛、肩関節痛、股関節痛、膝関節痛などの様々な痛み考える場合、生活の習慣や身体の癖により原因は多様化されます。

しかしながら、一般的にそれらの痛みはそれぞれの部位だけに問題があるように認識されることが少なくありません。

例をあげますと・・・

痛い部位のマッサージを受けて、その時は痛みが緩和するが、すぐにまた痛みが戻ってしまうといった経験は多くの方にあると思います。これは、まさに痛みの原因がもっと違う場所にあり、その原因を捉えられていないということです。

このように痛みの箇所をその部分の問題として捉える事を要素主義といいます。

実際に、痛みを引き起こす原因というのは、その部位のみならず、身体の様々な部位との関連性が非常に高いと考えられます。

根本的な原因を身体全体から探索する考え方を関係主義といいます。

一般的なコンデショニングにおいて、要素主義でなく、身体全体の関連をしっかりとらえる関係主義の考え方で掘り下げることが重要であると言えます。

その中で、身体の土台ともいわれる骨盤帯は、どのような身体の痛みが生じたとしても多くの場合でチェックする必要があります。骨盤帯には、股関節や仙腸関節といった要素も含まれています。

下の写真は、骨盤・股関節・仙腸関節の位置関係が示されています。この一枚の写真の中に非常に重要な身体の要素が含まれているということになります。

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そのため、骨盤帯の傾きやズレ、動きの修正を行うことは、痛みの本質を見極めるうえでも重要な考え方となります。

実際に痛い個所にアプローチをするのでなく、いろんな身体の箇所をいろんな方向から考える必要があります。

骨盤帯は、いわ鉢植えの鉢のような存在です。鉢をしっかりと直してあげることにより痛みの本質を紐解くヒントになるかもしれませんね。

まとめますと、人間のからだの状態を整えるには、関係主義で捉えることが重要であり、その中でも骨盤帯を考えることが重要であると言えます。

慢性的な身体の痛みでお困りのかたは、見る視点を少し広げると解決する可能性が考えられるので、思い当たる方は、是非ご相談くださいね。

 

おまけ編

写真は、バレエのメソッドを通じて、骨盤帯の動きを整えている写真です。

バレエの基本の動きを正確にできることで身体の痛みの予防になり得るかもしれません。

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