2015春のバレエセミナーin nagoya:身体の土台を理解する(骨盤・脊柱)
PHYSIOMED代表の田中紀行です。3月30日から4月3日まで開催された2015春のバレエセミナーin nagoyaの『ダンサーと教師のためのバレエに役立つ身体メソッド・コンディショニング方法講習会』の内容をお届けしたいと思います。
第1回目の記事はこちら⇒2015春のバレエセミナーin nagoya:身体軸を強くする足部の意識
第2回目は身体の土台を理解する(骨盤・脊柱)です。
身体の土台を理解するために必要な知識としてインナーユニットと言う言葉があります。
インナーユニットは横隔膜を上部、骨盤底筋を下部として前後を腹横筋と多裂筋で覆われた部分になります。インナーユニット体幹の安定性に関与すると考えられています。
また、それぞれの筋線維の付着部位が近く、互いに影響しあい脊柱を保護する働きがあります。
インナーユニットの一部が付着している骨盤に歪みがある場合、インナーユニットの機能が十分に発揮できない可能性があります。
上図の左は正常ですが、右は骨盤の歪んだ状態になります。歪んだ状態を植物で例えると鉢植えが傾き花、葉、幹が傾いた状態ですね。
この骨盤(鉢)が歪んだ状態ではインナーユニットを正しく機能させるのは難しくなります。
そのため、骨盤を正しい状態に修正することが重要になります。
ダンサーの姿勢の中で最も多いのは、『反り腰』ですね。
反り腰の状態は骨盤が過度に前傾した状態になります。
反り腰は、同時に鳩尾(みぞおち)を前に付き出した状態になっており、体幹部のインナーユニットが働かない状態だけでなく、大腿骨の小転子から股関節と仙腸関節を通過して脊柱に付着している大腰筋の動きの低下にも繋がります。
バレエの基本であるプリエは大腰筋を賦活させますが、反り腰の状態では難しくアウターマッスルを使用したプリエになります。鏡で自身の横姿をみて鳩尾がはっており、お尻が突き出ている方は要注意です。その状態が継続すると腰痛や股関節痛の原因にもなります。
【まとめ】
インナーユニットをしっかりと機能させるには
①そり腰の状態を改善する
②鳩尾(みぞおち)の硬さを抜く
この二つがキーワードになります。是非是非意識してください!
疑問等があれば、お気軽にお問い合わせください。24時間以内にご返信致します。
【近日開催のセミナー案内】
6月28日(日)新テーマ『五感に対する経絡アプローチ』で、元氣サポートルームkokokaraの照喜名弘彦先生のセミナーが開催されます。
五感に関わる愁訴は多々あり、五感の状態を無視しての運動器系のトレーニングよりも五感を意識しての運動器系のトレーニングはより効果的であると考えられます。
【照喜名弘彦先生からのメッセージ】
視覚(目)・聴覚(耳)・嗅覚(鼻)・味覚(口)・触覚(皮膚)の五感を司る器官の機能を高めるための経絡アプローチをご紹介します。
五感のセンサーが高まることで、カラダ全体の反応が高まり運動機能の学習効率が高まります。
また思考―感覚のバランスが崩れ、思考に偏り「アタマデッカチ」になってしまう傾向にある方が多いと思います。思考に偏るとカラダはこわばりやすくなります。
五感のセンサーを高めることによって自然にカラダは緩み、またカラダのサインをキャッチしやすいリラックス状態になります。
また、眼精疲労や目眩、耳鳴りや難聴、花粉症などのアレルギー、味覚障害などの症状緩和も期待できます。
施術や運動指導では運動器へのアプローチがメインになることが多いかもしれませんが、感覚器の働きを高めるアプローチも取り入れることで、こわばりから解放され、よりカラダ本来の機能を発揮しやすい状態になります。
また施術者自身のセルフメンテナンスに取り入れることで、クライアントのより繊細な反応をキャッチできるようになり、それによって施術効果も高まってきます。
これまで経絡アプローチを使ったことがないという方でも、大丈夫です!
「五感」と「経絡」にご関心のある方のお申し込みをお待ちしております。
【申込みの詳細】
日時:2015年6月28日(日)10:00-16:00(9:30—受付開始)
会場:アカデミー国枝バレエ
名古屋市営地下鉄鶴舞線浄心駅5番出口より徒歩3分
名古屋市西区花の木3-11-19(周辺にコインパーキング多数あり)
定員:20名 ⇒ 15名
参加費:19,000円(kokokara会員 15,000円)
【お申込み先】
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*申込み後、しばらく待ってもメール返信がない場合は、physiomed2013@gmail.comまでご連絡ください。
皆様のお申込みを心よりお待ちしております。
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是非、学びの楽しさに触れてください!
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