フィギュアスケートの練習視察
PHYSIOMED代表の田中紀行です。今回は、名古屋市港区にあります邦和スポーツランドのスケートリンクにコンディショニングとトレーニングを担当しているフィギュアスケーターの練習を視察に行きました。
今回の目的は、スタジオでのトレーニングをよりよいものとするために、実際の練習風景を確認するためのものでした。
約1時間半の練習風景を観ながら、アカデミー国枝バレエ主催の国枝真才恵先生と身体の動きをチェックしポイントを整理致しました。
なぜ、フィギュアとバレエなのか?
一流のフィギュアスケーターにはバレエのレッスンは必須と言われています。バレエの表現の美しさや動きを学び、その学びを氷上でのパフォーマンスに活かすことで多くの変化をもたらすことができます。
多くのトップスケーターもバレエの動きを学んでいたりしますが、トップスケーターでさえもバレエの動きで上手くできないものもあると言われます。
しかし、プロレベルの選手の素晴らしい点は、できない動きに対しての取り組み方の意欲が飛びぬけているという事が言えます。
できない動作があると、何度も質問し、何度も繰り返し練習します。
それぐらいできない動作に対して貪欲に取り組みます。その動きが達成できたときに身体は新たなスキルを獲得したと言え、その結果、新たな美しさがうまれます。
そこでトレーナーとして関わる重要なポイントは、できない動作を痛み等をださずによりスムーズにできるようコンディショニングと動きに必要な基礎トレーニングをできるかという事です。
実はこれはどのような場面でも共通する事項なのです。
スポーツ選手であろうが、全くスポーツをしたことがない人であろうが、基本的な身体の構造は同じです。
例えば・・・
腰痛がある人の動きをチェックした時に、股関節の使い方が非常に硬く上手く動かせていないことで、腰部に負担をかけていることがあります。
股関節の使い方に問題があるにもかかわらず、腰部のアプローチをし続けても本質的な改善は見込まれません。むしろ、悪化させることさえあります。
トレーナーは、動きの不得意さや痛みを出現させている問題点をいち早く見抜くことで、動作の習得をスムーズにし、痛みを改善させなくてはいけません。
そして、スポーツ選手や患者さんはその動きができるように意識し、小さな努力を継続することが重要です。
この継続が一番重要なところですね。そしてそれをサポートする施術者の役割ももちろん重要です。
少し話がずれてきました(笑)
今回の練習視察後にコーチである恩田美栄さんと国枝先生と話をしましたが、やはり共通認識を持つことが非常に重要ですね。
少しでも選手のパフォーマンスがあがるようにこのような機会を増やしたいと思います。
もちろん、スポーツ選手のみならず、肩こりや腰痛等でお困りの方の本質的な改善を目的とした身体サポートもしっかり行っていきたいと思います。
改善しない痛みや悩みがある方は、いつでもご連絡くださいね!
トップアスリートも普通の一般人も高齢者も子供も基本的な身体の構造は同じですから!その人それぞれの特性を見る事に意味があります!!!