【ワークショップ】背骨・肩甲骨の柔軟性を上げる
PHYSIOMED代表の田中紀行です。本日は、高円寺ワークショップについての案内です。テーマは『脊柱』です。
背骨の特徴をご存知でしょうか?
大きくは頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾骨に分類され、全体としては大きなS字のカーブを描き、それぞれも構造上の特性を持っています。
脊柱は単純に全体をストレッチやトレーニングするのではなく、それぞれの部位の特性に合った方法が必要となります。
また、骨の特性以上に個人間の差も大きく出るのが『脊柱』となります。
例えば、反るのが得意か、丸めるのが得意かなどです。
つまり、背骨の柔軟性を上げるならば…
①自分の得意・不得意を把握する → 内観する力を高める
②苦手部分に対して合ったストレッチを行う(プラス効果にフォーカス)
この2点を理解して実施することが重要です。
肩甲骨周囲には、浅層及び深層に沢山の筋肉が付着しており、それらは背骨と連結もしています。特に頸椎や胸椎は肩甲骨との関連性が強いです。四十肩や五十肩と言われる肩関節周囲炎は、主に生活習慣や年齢に伴う肩甲骨の可動性の低下が、局所的に肩関節に負担をかけた結果であり、肩甲骨の動きの確保は様々な意味でも必須となってきます。
では、肩甲骨はどのように動かせると良いのでしょうか?
肩甲骨には甲腕一致と甲腕分離という概念があります。
(引用:https://selfcare-lab.com/rikko2)
甲腕一致は、肩甲骨ー上腕ー前腕ー手が一直線上に並んでおり、関節への負担が分散され、機能的にも使いやすい状態であると言えます。四足動物ですが、猫やチーターなどの背中の動きを思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。肩甲骨が立って歩くたびに背中が立体的になっていることがイメージできると思います。
つまり、甲腕一致ができると、動物のように柔軟性の高い背骨を作ることができます。
逆に甲腕分離は、一直線上に並ばずに、肩関節の部分で折れ曲がっている図となり、折れ曲がっている肩関節に負担がかかりやすいのがわかります。
肩甲骨と肋骨の間に隙間がない状態がこのような状態になります。
肩甲骨の動きがいろいろな身体の機能に影響することがなんとなくご理解いただけたでしょうか?
肩甲骨のエクササイズ・トレーニングは正しいイメージの元に行えば、肩の機能だけでなく、背骨の柔軟性も改善することが出来ます。興味のある方は、是非ワークショップにご参加ください。
【ワークショップ情報】
日時:10月14日(日)10:30-
場所:アテールバレエスタジオ@高円寺
ワークショップのお申込み先
ワークショップ申し込みはこちらをクリック
【その他セミナー情報】
10月20日(土)バレトンデイズ主催セミナー
バレトンデイズ主催セミナー申し込み:バレトンデイズ
11月3日(土)JARTAベーシックセミナーin名古屋
JARTAベーシックセミナー申し込み:JARTAホームページ
田中先生
先日は有難う御座いました。高円寺のワークショップ(脊柱編) でお世話になりました染谷です。
アライメントの崩れが酷く、身体の捻れ、縮みにより真っ直ぐ立てない、不自然な歩き方になる…変な痛みも出る。これらと何年も戦ってますがなかなか許容範囲、というところまでも行きません。先日のワークショップでは知識的には知ってる事も多かったですが、エクササイズはとても効くなあと実感しました。特に左脚の股節が不安定でバレエは勿論、最近は階段昇降でも違和感を感じてます。その中で先日の股関節をインに入れる訓練は大変必要性を感じました!ただいつもの事ながら自宅に帰って何度かやってるうちに上手に出来なくなってしまうのですね。エクササイズは本当に正確にやらなければ殆ど意味が無い事は身に染みてるので、先生のコンディショニングを東京で受ける機会があればなぁと思った次第です。実は日曜日は基本的に空かないのですが先日はかなり無理をして行きました。出来れば平日でその様なチャンスが有ればご案内くださいませ。
染谷様
ご丁寧にコメントありがとうございます。
ワークショップはお時間がない中ご参加いただきいありがとうございました。
身体はバランスが重要ですので、常に身体との会話、必要なエクササイズを正確に実施していただくのは重要と思います。
少しずつ実施してみてください。
パーソナルセッションについては、来年は日曜日に調整中です。
平日は今のところ予定はありませんが、もしそのような機会があれば告知させていだきます。