上半身のパフォーマンスベースは立甲にある
PHYSIOMED代表の田中紀行です。今回は、5月13日に開催するJARTAベーシックセミナーの内容の一部をお伝えします。
JARTAのベーシックセミナーでは、基本的な理論、Tレフストレッチを学び、最後にセンタリングトレーニングとして立甲を習得を目指します。
最近は、さまざまな情報がSNS等を通じて簡単に手に入るようになったため、立甲という言葉をより多く見かけるようになりました。
写真は、JARTA合宿での認定トレーナーの立甲写真です。
なかなかこれだけの立甲をしている姿がそろうこともないですね(笑)
立甲というこの見栄えはインパクトがあるのですが、その背景にある立甲の意味をしっかりと考えたことがあるでしょうか?
形にとらわれ過ぎると、立甲をするという行為自体が、身体を固め(ラフ)てしまい、滑らかな動き(レフ)の阻害因子になってしまいます。
つまり、重要なことは、立甲という要素が、目的とするパフォーマンスの要因として理解されていることが必要です。
ただ、立甲ができても競技のパフォーマンスアップに繋がらなければ、なんのプラスにもなりません。
競技をサポートするトレーナーとしては、その点はしっかりと押さえておく必要があり、コンディショニングやトレーニングを通して選手をしっかりと導いていく必要があります。立甲ができれればOKのような単純な指導はナンセンスです。
選手個々の前提条件をしっかりと把握して、その要素の一つとして立甲を考えていただきたいと思います。
2018年プロ野球自主トレの上半身トレーニング場面(JARTA中野代表がサポート)
5月13日のベーシックセミナーでは、基礎的な考え方だけでなくスポーツ現場でのリアリティもお伝えしながら、それぞれのトレーナーとして活動していく現場を想定して学んでいただきたいと思います。
JARTAベーシックセミナーの申し込み:JARTAホームページ
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