バレエダンサーの疲労回復には血が必要!?【後編】

PHYSIOMED代表の田中紀行です。
本日もダンサーのおかれている環境から疲労について考えて見たいと思います。

今回は、前回の【血液を作るための内臓に負担をかけない】の続編をお話ししたいと思います。

前回の記事をまだごらんでない方は、下のURLからご覧ください。

前回記事:バレエダンサーの疲労回復には血が必要!?【前編】

前回の記事から、内臓に負担をかけないことによるメリットは、血液を作るということでした。
血液が作られやすい身体の環境を作る事は、身体にかかる疲労を除去する第一歩になるというものでした。

では、今回は『血液を増やす』と言う視点で考えて見たいと思います。

多くのダンサーは、細くありたい、痩せていたいと言う願望を常に持っていると思います。その延長にある食事制限は、血液を増やすもととなるエネルギーの摂取を損なう可能性があります。
いくら外見が綺麗になっても、中身が充実していないとレベルの高いパフォーマンスは発揮できません。

キャプチャ

どのような場合でもバランスが重要であり、偏る事は問題を生じることが多いです。
そのため適切な筋肉から美しい身体を作る場合でも、疲労を回復させる血液の流れを豊富にするためにも適切な食事量を確保する必要があります。

改めて、今回のテーマである疲労回復に対する血液の考え方を整理して見ましょう!

【身体の回復を促す血液循環の基本的な考え方】
① 血液を作る(前回記事):適切なリズムやタイミングを考慮した食事のとり方を考える事で内臓機能を高める
② 血液を増やす(今回のポイント):機能を高めた内臓に必要な栄養を取込み血液を積極的に増やす
③ 血液を流す:最も頻繁に言われる部分であるが、実際は血液の循環量がしっかりと確保されていることが大前提である。

では血液を増やすために必要な栄養とはどのようなものがあるのでしょうか?

【知っておきたい栄養摂取の基本】
①空腹と満腹のメリハリをつける
空腹時間を作る事で内臓の状態を整えることが重要です。胃や腸は空腹時に清掃活動をしています。お腹が『グー』と鳴るのは、お腹が蠕動運動している状態であり、決して食べ物を欲している状態ではありません。

②タンパク質を取りましょう
タンパク質は胃腸でアミノ酸に分解されます。アミノ酸は人間の体内で産生されないため、積極的に摂取することをお薦めします。

≪アミノ酸スコアが高い食事≫
動物性…卵、牛乳、鶏肉、牛肉、豚肉、マグロ、サーモン、いわし、鯵
植物性…白米、小麦粉、トウモロコシ、大豆
*植物性タンパク質だけでは必須アミノ酸は不足しがちになりますのでバランスが重要です。

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(韓国料理の参鶏湯:鶏肉に高麗人参、松の実、にんにく、もち米などが煮込まれている)

③よく噛んでゆっくりたべる
早食い、大食いは胃へのストレスになるばかりか、内臓下垂の原因になります。
特に下っ腹がぽっこりでている女性は、しっかりかんで胃へのストレスを減らすだけでも子宮への圧力が低下し、冷えの解消や血流の改善にも有効です。
内臓下垂があるかどうかは、お腹を引っ込めることができるかどうかという簡単な方法でチェックできますので、是非おためしください。

いかがでしたでしょうか?
血液にはドロドロ、サラサラといった流れを意識したものだけでなく、作る・増やすと言う概念が重要になります。今回の前編後編を通じてダンサーの皆様の疲労が回復して良いパフォーマンスに繋がる事を願っています。

【おしらせ:施術予約について】
8月7日~8月14日までアカデミー国枝バレエの教師・生徒と共にInternational Ballet Masterclasses in Pragueに参加しております。海外出張期間中は、電話でのご予約の対応ができません。メールでのご連絡をお願い致します。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。

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(プラハ旧市街地の風景)

【講師予定のセミナー】
JARTA ベーシックセミナー
日時:9月18日(日)
場所:アカデミー国枝バレエ(名古屋市西区)
詳細は下記のホームページをご覧ください。

リンク先:JARTAベーシックセミナー

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