バレエダンサーの柔軟性を変える身体意識

PHYSIOMED代表の田中紀行です。台風シーズンは過ぎ気圧の変化は少なくなりましたが、寒さはぐっと増しましたね。

本日のブログは、バレエの動きを取り上げつつ、身体にとって重要な身体軸の事を書きたいと思います。

バレエダンサーの動きは特殊であり、身体が柔らかくないとできないという見方は、一般的に多いと思います。

しかしながら、ダンサーの中でも、自分は硬く、筋肉が伸びにくいので動きにくい、というようにマインドセットされているかたも少なくありません。

では、筋肉の柔軟性の違いはどこからくるのでしょうか?

骨格の違い?

筋肉の質の違い?

靭帯が硬い?

いろんな見解があり、どの答えも間違いではないと思います。

が、それよりももっと重要なことがあります。

それは、身体軸の意識です。

jiku

(センター・体軸・正中線:高岡英夫より引用)

図の線のセンターのポジションで、身体を維持することは、地球の重力線上に身体を置くことを意味します。いわゆる、骨で立つと言う状態に近いです。

骨で立つということは、図に書いてあるインナーマッスルを使用し、アウターマッスルを最小限の状態にしています。

そうすることで・・・

【骨で立つことにより無駄なアウターマッスルをつかっていない】

⇒ 筋肉に余計な硬さがない

⇒ 筋肉が緊張して硬くないことで、筋肉の中にある身体の歪みを感じるセンサーが働きやすく、筋肉の中の血管も圧迫されにくいので血液循環も良くなりやすい

⇒ より無駄のないポジションをとりやすい

という、良い流れがうまれます。

無駄のない状態で、ストレッチをするこで、筋肉は伸びやすくなりますね。

基本的なこととして、このポジションを無視された状態で、無理に身体をストレッチやトレーニングをしているケースは多くみられます。

身体の柔軟性が低いと思われる方は、まずは『骨で立つ』意識をもってみてはどうでしょうか?

多くのダンサーが、苦手と言われるアラベスクも身体軸に自分の意識をフォーカスすることでやりやすくなるかもしれません。

arabesuku

写真はアラベスクが苦手といっていたジュニアダンサーです。
身体軸のトレーニングを継続した前後の変化です。

【前】
20140906_125626

【後】
20141018_131620

もちろん見た目だけの変化ではいけませんので、身体軸の実感を元にパフォーマンスとして向上していることが重要ですね。

是非、みなさんも骨で立つ意識をしてみてください!


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