【ダンサー向け】股関節を動かしてコキって音しませんか?

PHYSIOMED代表の田中紀行です。本日はダンサーに多い股関節のトラブルについての原因と対策方法を考えてみたいと思います。

股関節の動きは、ダンサーにとっては高いパフォーマンスを発揮する上で、とても重要な要素になる反面、痛みや違和感などのトラブルが多い場所になります。

□プリエをすると股関節が詰まった感じがする
□アラセゴンやデベロッペにしたときに関節で音がする
□脚をあげた状態でキープすると股関節に痛みがでる
□5番ポジションをとるのが辛い

上記の例、以外にもいろんなケースがあると思います。

股関節に痛みがでる理由をシンプルに考えてみると、本質的には、骨盤側の寛骨臼と大腿骨側の骨頭の適合性に問題がでているケースが考えられます。


【左股関節を前面から見た図】

股関節は臼関節と言い、屈強、伸展、外転、内転、外旋、内旋とどの方向にも可動する、自由度の高い関節です。自由度が高い反面、安定性には欠けるため、筋肉や靱帯などの軟部組織の影響が運動制御に強く影響します。

つまり、筋肉の使い方や身体のポジションの取り方で、寛骨臼と骨頭の適合性に問題が発生しやすいことが予測されます。

では、ダンサーが陥りやすい股関節トラブルはどのような事が考えられるでしょう。

私が考える原因の1つは、股関節のアンバランスな使い方です。
えっ?アンバランスな使い方って何?と思われる方も多いでしょう。

ダンサーの基礎レッスンで最も重要と言ってもいいアンディオールは、股関節を外旋する動きになります。
バーレッスン、センターレッスンの際も常にアンディオールを意識していると思います。アンディオールを意識しすぎるあまり、レッスンが終わった後も、がに股で歩いているダンサーも少なくありません。

がに股になってしまっているという事は、股関節の中心軸が外側にシフトしているということであり、その時点で、外旋筋の過緊張や大殿筋のゆるみがなく姿勢なども崩れている可能性があります。
パフォーマンスを発揮するタイミングで重要なアンディオールを意識するあまりに、陥ってしまうアンバランスな状態が、ダンサーにとっての股関節トラブルの原因の1つと考えます。


【レッスンの後、がに股になっていませんか?】

では、アンバランスな状態を改善するには何を考えれば良いのでしょう。
答えは、外旋のトレーニング同様に、シンプルに内旋のトレーニングを取り入れることです。外旋・内旋の動きがバランスよくできている事が、寛骨臼と骨頭の適合性を高め、股関節の様々なトラブルを回避してくれます。


【内旋トレーニングの一例】

12月のアテールバレエスタジオのワークショップの下肢ルーティントレーニングは、股関節のバランスチェックとアンバランスを改善するエクササイズを実施したいと思います。自分の状態を知り、自分に合ったエクササイズをトライしてみてください。

【ワークショップ情報】
日時:12月9日(日)10:30-
場所:アテールバレエスタジオ@高円寺
定員:20名

詳細は下記のPDFをご覧ください(クリックで拡大表示)

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